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2012. 03. 17  
小学校3年位までは向こう岸まで舟で渡って学校に通っていた。
洪水になると学校は休む。そんな或る朝学校にいき自分の机のふたを
開けると豪勢な絵の道具が中にごっそりあった。
先生の話によるとあの高瀬舟の絵が特選になり海外に紹介去れている
らしい。ただでもらった絵の具はことのほかうれしかった。
時々学校の帰り道をすこし遠回りして海水のまざるあたりのしじみを
取りにいった。この貝は黄色にくろい模様があり美しかった。
呉と岡山共に焼夷弾で家を失い優しかった父は戦地で亡くなり孤独
な自分にとってこの美しい貝は宝石のように見えた。
たぶん産まれてはじめて美しいものに出逢ったように思う。
あるとき川の支流を歩いていたときものすごい数の鮎に囲まれた
呆然と立ちすくむわたしの目の前でからみあったあゆが一メ-トル
位たちあがりざざっという音をたててくずれるなかにはそのまま砂浜
に落ちる。すさまじい光景は今も脳裏に焼き付いている。
やがて上流にダムが出来川は死んだ。
昔と同じように水が流れてはいる。しかしわたしが少年のころだった
あの川はもはやない。
やきものやとなり今に至っているが幼い頃体験した地獄絵も自然の恵
みもともに自分の美意識として存在している。
曜変天目をゆめみていながら挫折感に襲われていたとき山の谷筋で
数百のからすアゲハに取り巻かれた。立っている私を取り囲みうずま
き状に飛ぶ。日の光に羽は美しくきらきらと輝いていた。
これは現実かゆめか。わずか数分の体験ながら天の意志を想わずにいら
れない出来事であった。



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プロフィール

杉原大路

Author:杉原大路
1939年尾道市で産まれる
15才より倉敷市にて羽島焼故小河原虎吉、後に
丹波焼市野弘之に師事
北京市、人文大学、香港の出版社等より栄誉賞を受ける
曜変、滴珠、兔毫天目茶碗再現の鑑定証書を
北京故宮美術館呂済民館長ほか五名の国家鑑定家より受ける
鬼太鼓座代表松田惺山とのコラボレ-ション
現代美術作家とのグル-プ展日本陶芸展毎日新聞主催等に出品
日墺美術展倉敷市とウイ-ン出品
ウイ-ン、北京市倉敷市岡山市その他の美術館ギャラリ-等
で個展開催

インフォメーション
印賀焼:大路土窯 おろち陶芸同好会
鳥取県日野郡日南町印賀1438-10(旧大宮幼稚園)%%http://maps.google.co.jp/maps?q=35.239285,133.274098+(%E9%B3%A5%E5%8F%96%E7%9C%8C%E6%97%A5%E9%87%8E%E9%83%A1%E6%97%A5%E5%8D%97%E7%94%BA%E5%8D%B0%E8%B3%801438-10%EF%BC%88%E6%97%A7%E5%A4%A7%E5%AE%AE%E5%B9%BC%E7%A8%9A%E5%9C%92%EF%BC%89)&hl=ja&ie=UTF8&z=14%%35.239285%%133.274098%%14
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