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2013. 10. 25  
べつにおおげさに考えることではないんだけれど、まあ焼きもん
を生業にしてみるかなあてんで倉敷にあった羽島焼という窯元の
小河原虎吉の弟子となつたときから数えると来年で60年
まあ人間に与えられた寿命を思うとけっこうな年月だな
と思う。
起承転結でいえば結の秋になる。まっしぐらにやきもん
一筋で来たわけではない。自分の想いと現実との狭間に
悶々としながら道草もありの年月でした。

縁あって古事記の舞台に招かれ8年になります。
たびたび窯を築き直しながらよりいい状態にすべく模索
しています。
数日前からまたまたやり直しのための作業をしています
なんで、またあ、こういったおらを眺めている近所の人
はあきれ顔です。
基本的にはおらの才能不足が原因と言えなくもない。
ただ
つぎつぎと新しい作品のイメ-ジが浮かぶ、それを焼く
には窯もこれにあわしたくなる。
窯場の傍の銀杏が色づき始めました。もうすぐ雪も舞う季
節になるんでそれまでにやってしまいたい。

今時代は激しく変化しています。天は新しい時代を求めて
激しく動いています。
このような辰に天を仰いで動かずにその場にうずくまるか
それとも天の求める明るい未来に向って動くか二者択一。
自我をむき出しの自分中心の生様が横行した古い時代に未
練をもっている人達もまだかなりいます。
良き時代に向う人達のための心のよりどころとなれる炎の場造り
は愉しい。


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2013. 10. 16  
今回の窯焚きは沢山の人がやってくれました。
窯焚きコンさ-ト、地元の人達も聴きにきてくれて楽しい時が持て
ました。
今日窯だしします。

昨日一カ月検診で病院に行ました。
このところ窯焚きの準備等で少し疲れていましたが案の定。医者に
注意されました。
んでその帰りに土を掘って帰りました。
もう十年以上前から材料やに問い合わせても手に入らない三島土が
なんとこの近くにあるとのことで現場に案内してもらいました。
このような出逢いがある度におらの仕事の幅がひろがります。
天はもうちょっとおらを生きさしてくれるんかな-
2013. 10. 10  
翌日、元紫禁城の故宮美術館の呂斉民館長と人文大学の周宏興学長
それに私で個展の会場等話し合った。
温情あふれる二人のお薦めで個展と鑑定会の会場は迎賓館に決
まりました。
周先生の計らいで北京に駐在する大使館マスコミには特別に招待状
を送付して頂きました。過ぎ去ったことであり、別にどうでも良い
ことと思っているんだけれど
この催しの中で上海の日本公邸への投石事件等日本政府に対する
反発があるとかで私の個展と鑑定会には日本人は一人も姿を見せ
ませんでした。

全ての行事が無事終わった最後の日、斉民先生にお礼を申しました
此れに答えて先生は次の様におっしゃいました
杉原さん私ども中国は焼き物の国と世界から言われています。この
度あなたの作品の鑑定にあたり我が国最高の文物鑑定家に集まって
もらい評価致しました結果
私どもはあなたが世界で最も優れた陶芸家であると認めました。
そのことを証明するにあたり鑑定証書を贈ります。
























2013. 10. 08  
12日の窯焚きが目の前にせまり、このところ気忙しい毎日です
台風の影響が心配ですが無事に通り過ぎてほしいなと願っています
それと今回は根雨の中学校の生徒達の作品がかなり入ります
彼らにとって良い思い出になる焼き上がりになれば良いが..。
先日オラの娘やよいとその友人がやってきて作品をどっさり
持っていきよりました。
倉敷の美観地区にある古民家を改装して結婚式場にするとかで..。
今月26日オ-プンのようです。
20世紀の中頃から世紀末の間、長い間日本の文化を支えていた職人
達がどんどん姿を消していきました。
加えて民族の誇りも失って未来に希望がもてなくなった

しかし、今からは若い力で良き未来を創ってくれるはずです
なつかしい未来つくりの役にたてればうれしい


2013. 10. 07  
周先生には北京滞在中は大変御世話になりました
杉原先生の天目は素晴らしい作品だと思います。
日本での鑑定会の計画は考えておられますか。
いえ、もはや秋を逃しました。一つには大切な人を失ったこと
いま一つ、最近NHKとか三越なんかが林恭助なる人物をかつぎあげ
て騒いでいます。ある日本料理で名の知られた店では客の食べ残し
た料理をたらいまわししていたり。
このような現状に加えて私自身の夢の中身が変化しました。

最初曜変天目に出逢いこれの再現を目指しました。その想いの中で
数点自分が追い求めている作品が出来ました。これらの作品を手に
した時点でそれまでの天目に対しての想いが変化しました。
わたしは過去の名作のコピ-を目指していない。
過去の作品がいかに優れていようとそれと同じものを造ってみても
其れを芸術作品とは言えない。
私が夢として追い求めているものが芸術なのかそれとも物まねなの
か、このとき出来た作品によってそれまでとは違う夢に向って歩き
出しました。

それらの作品の鑑定会と個展を北京でされませんか。
明日故宮の館長、呂斉民先生と逢って頂きますがそのときに三人で
相談しましょう。

2013. 10. 03  
夢とはなんだろう。ギリシャ神話にこんな物語がある。
あるとき天界で神様達の会議が開かれた
議題はせっかくゼウスが美しい地上界を造ったにもかかわらず人間
共がこれを破壊している彼らに罰を加えなければならない。という
ことであれこれ話が出る中で、ゼウスは言われた
たしかに皆さんの言われることはもっともです。どんな罰であろう
と反対はしませんが、一つだけ彼らから夢だけは取らないで下さい
実はこれこそが人間にとって最も重い罰であった

天目にかけた夢も五十年近くの間には変遷があり、当初からすれば
想いは変化している。
建盞に出逢ったときの衝撃は今も鮮明に残っている。
当時倉敷にいた私にとって民芸の世界で生きることが自分にとって
最も自然であり、その道筋はなんら不安はない、しかし夢が無い。
二十代のはじめ頃の若さとばかさの交錯するあたまの中に飛び込ん
できた美の世界。やきもんも芸術も何一つこれと思う方向性なんて
もてないでいた自分がこれをやりたいと思いやがてそれこそが自分
にとっての夢となっておらの中に住み着いた。
四十年の紆余曲折のなかでやっとたどり着いたゴ-ル、これでやっ
と世の中に出られる舞台は整った。しかし、その舞台は奈落が仕掛
てあった。
上田氏亡き後はもはや二番煎じである。
数年後、ふと北京の周先生との約束を思い起こし連絡をとった
お約束の作品できましたお持ちしたいと思いますが..。
らいらい北京、おまちしていますとの返事。










2013. 10. 01  
想えばおらがやきもんやでメシ喰うかなあ。何も解っていなかった
当時を振り返ってみると、そうそう、民芸教の信者が多かったように
想えます。そのことは、クラレの大原総一郎社長の影響が大きかった。
私が小河原虎吉の窯元にいた四年のあいだたびたび来られていた
ただ、虎吉はただの一度も民芸を語ったことがなかった。
しかし、一度だけおらのほうから民芸とは何かと聴いたことがあった
民芸か、ありゃあ方便よ。
わたしはこの虎吉の羽島焼に四年、丹波焼に二年。民芸の窯元で御世
話になったんだけれどなぜか民芸なるものに素直になれなかった。
師匠の虎吉もこの世を去って後に彼の想いとしてはおらが民芸の世界
に生きることを望んでいなかったようにおもえた。
一度だけ自分がこれから生きる方向を尋ねたことがあった。
むしあけ焼に岡本英山がいる。あの窯のあとをやれ
てんで英山をたずねた。
わしは心臓を患うとる。あんたを教える気力がない。
断られてしまった。

名のある窯元にはそれなりに職人がいた。そのひとたちと同じ路を
歩くんであればなんの問題もなかった。しかし何かがじぶんをそうさ
せない。虎吉もわしのあとをやれともいわんかった。
夢が無い、やきもんに夢が持てない。これだ、これをやりたいと思え
るものがない。

天目に出逢いこれにかけた夢が成ったとおもう。しかしこのゆめは想
像以上にきびしくつらい年月をかけてなお目的は遥かに遠い。
しかし自分としていくらか不安はあったものの上田氏に観てもらい
評価して頂いた。
満を持していたおらにしてみれば彼の去ったあとどうすべきか手の
打ちようがない。夢は終わった




















プロフィール

杉原大路

Author:杉原大路
1939年尾道市で産まれる
15才より倉敷市にて羽島焼故小河原虎吉、後に
丹波焼市野弘之に師事
北京市、人文大学、香港の出版社等より栄誉賞を受ける
曜変、滴珠、兔毫天目茶碗再現の鑑定証書を
北京故宮美術館呂済民館長ほか五名の国家鑑定家より受ける
鬼太鼓座代表松田惺山とのコラボレ-ション
現代美術作家とのグル-プ展日本陶芸展毎日新聞主催等に出品
日墺美術展倉敷市とウイ-ン出品
ウイ-ン、北京市倉敷市岡山市その他の美術館ギャラリ-等
で個展開催

インフォメーション
印賀焼:大路土窯 おろち陶芸同好会
鳥取県日野郡日南町印賀1438-10(旧大宮幼稚園)%%http://maps.google.co.jp/maps?q=35.239285,133.274098+(%E9%B3%A5%E5%8F%96%E7%9C%8C%E6%97%A5%E9%87%8E%E9%83%A1%E6%97%A5%E5%8D%97%E7%94%BA%E5%8D%B0%E8%B3%801438-10%EF%BC%88%E6%97%A7%E5%A4%A7%E5%AE%AE%E5%B9%BC%E7%A8%9A%E5%9C%92%EF%BC%89)&hl=ja&ie=UTF8&z=14%%35.239285%%133.274098%%14
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