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2015. 03. 24  
本能寺、溝の深さは幾尺ぞ
吾、大事を就すは今夕にあり
こう粽手に在り、こう併せて食う
四こんの煤雨、天墨の如し
老いの坂西に去れば備中の道
鞭を挙げて東に差せば天猶速し
吾が敵は正に本能寺にあり
 
        頼山陽
実は今回の窯で茜色の曜変天目茶わん二点が産まれた。
オ-ロラの様に紫紺の模様に茜色が浮かぶ。
いま一つはこれも紫紺の模様が炎に包まれた様に見える
二年前、の窯で産まれた曜変、米子に在るギャラリ-美凛蔵の
曜変は片身代わりでこの作品も希有な天目である

さて、今回の曜変の銘、本能寺はどうかなとおもう
信長と共に焼失したとされる幻の曜変天目を想像できないかなあ
紫紺の闇のな中、炎に包まれた本能寺...。

無論、現存する曜変の色からは想像だに出来ない茜色の曜変天目。
しかし、今手元において眺めていると空想の中で描くより、遥かに
強烈な印象がある。

私はかねてより一つの窯で青磁、辰砂、天目、伊賀、萩等の作品が
やれないだろうかと考えていた。
数名の名の或る陶芸家の先生にこれをはなした。あほう、ばか、気
違い等と罵倒されてきた。
私の描くアジアの焼き物には面積も時間さえもない。
私の描く陶芸は未来にある。

長い年月、私は天目の美の世界を夢みて来た。そしてその美はとて
つもなく遠い所に存在していて自分ごときが口にするもおこがまし
いなどと言われてきた。しかし、今は違う。
じぶんにとってもはや曜変の美の世界は手の内に在る。
無論、そう云えるまでに長い間、苦しいつらい思いをしてきた。
曜変の美の世界は過去の遺物ではない、無限の可能性のうちにある


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2015. 03. 22  
信長が非業の死を遂げる前の日に彼の催す茶会が行われている
此の記述に天目の名がある。
ただこれが曜変天目であったかどうかははっきりしていない。
もうかなり以前、当時備前焼きをやっていた高橋正志という男
わたしとの出逢い以来あうたびに天目の話をしていた。
かねてわたしは評論家になるよう薦めていたんだけど..。
そんな彼が、本能寺で焼失した曜変は赤い色であったと書いてある
んをみたことがある。
書いた人の名はわすれたがかなりの著名人だった。

実は今回の窯でそれを彷彿とさせる曜変天目茶わんが産まれた。
あかではないが美しい茜色がオ-ロラのように紺色のなかに浮かび
夢とも幻とも。まさに世上にない色といえる。
板谷波山先生作の辰砂による天目形の茶わんで曜変と名のある作品
を高橋所蔵の図録でみたことがある。

曜変天目の素材は自然の鉄鉱石であり、酸化銅を素材にして曜変と
いうことに私は抵抗が或る。

現世に存在する数点の曜変の模様は異なるなかでそれを曜変と云わ
せる色の地の色は濃紺でありその表面に浮かぶ惺紋は無限だとおもう
かねて私は日本刀、特に古名刀に関して専門外にも拘らず述べて来た
古名刀の特徴は地鉄の美しさにある。そう何度もいってきた。
その美は折れず曲がらず刃こぼれせずを兼ね備えての美であると..。
しかし今の時代このことを云う者は居ない。

曜変もしかり、深い濃紺は湖の深淵の如くに、あるいは澄み渡る夜
空ように深い色であっての曜変だといえる。黒の色にラスタ-なりを
ぬって曜変とかいってみてもそこに真の美は無い。
同じ様に地金を無視で刃紋の模様の上手下手をもって評価が決まる
なんてのも同列といえる。
小手先をひけらかす処に所詮美は存在しない




2015. 03. 19  
以前、我が家に白い雌猫が15年位棲んでいた。
彼女の生きざまは見事であった。
我が家が茶わんやであったにもかかわらず器を壊した事が無かった
或る日の早朝、雪深い中消える様にいなくなった。
人間も同じ生き物、永遠に生きれる訳はない。
自分も彼女のように見事な死を迎えたいと思っているが、案外そう
でないかも..。

もう3年以上にもなるんだろうか親しくしていた加藤さんと共に窯場
に来てくれた久保さん。
師匠、八犬伝みたいにこれからたくさんの人が窯場に集まるといい
ですね。
そう、ヒナタボッコしにきてくれるといい波動が広がると思うよ

それにしてもなぜかライダ-たちがなんでこれほど集まるんかなあ
窯の調子がいまいちすっきりしないのは無論おらのいいかげんな人間
だからかなあ。
今回で割り木の手持ちは尽きる。とすれば窯焚きは今回でおわりかな
ん-そんな想いが頭をよぎる。
窯焚きしているのぼ、師匠窯の中の炎の対流が変わったよ。
このあたりから数名のライダ-たちの意見で煙突の近くに問題が或る。
あれこれ意見が出ておおかたの結論であった。
此の指摘は的をえていた。
熱をエネルギ-に変える。焼きもん屋の盲点ともいえるなこれは。
焼きもん屋は熱のことしかおもっていない
1350度は熱だけでは上がらない。エネルギ-を考えて初めて到達でき
る。

今回の窯焚き、ライダ-たちがなんでこんなに集まったのか。わかった
天がオラに此の事を知らす為だったんだ。
割り木も無くなり資金も底をついたで、かまぐれも此れで終わりかと
思っていたんだけどひょっとして棺桶に入るのまださきなんかなあ
そっかあ棺桶代いるもんなあ

2015. 03. 18  
室町時代あたり,我が国の名物に数えられた宝物の優品として指定
された中に曜変、兔毫、油滴の名が観える。
特に優れた作品は絹万疋、とある。
此れがどれくらいの価値なのか正確には解らない。
中でも曜変天目茶わんを世上になきものと評価している。
無論中国の建窯で産まれた当時四点全てをもってなのか
信長と共に本能寺で焼失した作品のみを云うのか、もはや
だれも解らない。

建窯をわたしは訪ねてはいない。前にことわっている様に観て来
たように云うつもりはないが、自分の経験から想像して云える
ことだけど四点の曜変以外にも他の追随を赦さない美しい油滴、兔
毫等数点はこれらはほとんど我が国に今も大切に保存されている
またおそらくこれらの優品は一度きりの窯で全てが産まれていると考                   えている。このことは第3の関門といえよう。

さて、これらの関門を一つ一つ茶わんやの立ち位置で考えてみた
いと思っている。
とはいえしょせん、たかが茶碗や、論文を期待されては困る。
20代に曜変の美の世界に出逢い、此れに拘わり此れに生きた自分の
心模様を観ていただけたらいいな。DSCF0068.jpg
DSCF0053.jpg



2015. 03. 18  
20日に窯出しします
今回の窯焚きもたくさんの参加で盛り上がりました
特に岡山から病み上りの柴先生が中心で窯焚き
コンサ-トがあり陶芸講座ありは好い勉強になりました

今回の窯にはのぼが廣島で新しく店を出すのも決まり
おらが器を..。うまく焼けるといいな。
店の名前楽楽、ささふくと読みます
此の名前窯の近くにあるお宮から戴きました。


2015. 03. 13  
20代の中頃出逢った曜変天目は3点どれもが模様が異なる。
本能寺で焼失した天目が曜変であればこれも無論現存する
3点とは模様が違うはず。
曜変とは何かと問うにおいてこのことがとても大切だと私は
おもっている。

まあほっといても時が経てば消滅する似たりの曜変模様は何時の
時代にもあります
浜の真砂は尽きるとも世に偽物のつきることなしでんな。

余談はさておき模様は違うが曜変は曜変。このことをどのように
考えれば好いのだろう。
曜変とは何かを考えてみるときにいくつかある関門の一つがこれで
あるとおもう。
次に南宋末といえば水滸伝が憶われる。かの水滸伝は各々が星の定
めを背負う者が彩る人間模様といえよう。
同じ時代にやはり星を想わせる曜変天目がこの世に産まれている。
此の時期かの国が乱世でなく、穏やかな治世であればたぶん日本
に来なかったとおもう。
中国の建窯では天目は星の数ほど焼かれている。兔毫に近い模様の
ある器が主流であったといわれている。
建窯以外にも天目の産地として有名な窯はある。
此の場ではこのことには触れないことにする

曜変天目は1125年前後に建窯で焼き上がって間を置かずに日本に
来ている。
どのような経路を経て、だれが..。
ここに第二の関門がある。
2015. 03. 13  
月曜から始めた窯詰めが本日で終了します
関西の春は奈良の水取が終わらないと来ないと云われています
此所の春はまだかなり後です
ちなみに彼岸の七雪いわれています。その一つが窯詰め
の最中きました。ど-んと50センチの積雪でした
14、15日の窯焚きがいささか心配だったんだけど...。
今日夕方には火が入ります。ほっ
年末からおらの体調がいささかよろしくない中での毎日で
不安もあったんだけど多くの人の助力を頂いて
おかげさまで無事に窯焚きにこぎつけました

プロフィール

杉原大路

Author:杉原大路
1939年尾道市で産まれる
15才より倉敷市にて羽島焼故小河原虎吉、後に
丹波焼市野弘之に師事
北京市、人文大学、香港の出版社等より栄誉賞を受ける
曜変、滴珠、兔毫天目茶碗再現の鑑定証書を
北京故宮美術館呂済民館長ほか五名の国家鑑定家より受ける
鬼太鼓座代表松田惺山とのコラボレ-ション
現代美術作家とのグル-プ展日本陶芸展毎日新聞主催等に出品
日墺美術展倉敷市とウイ-ン出品
ウイ-ン、北京市倉敷市岡山市その他の美術館ギャラリ-等
で個展開催

インフォメーション
印賀焼:大路土窯 おろち陶芸同好会
鳥取県日野郡日南町印賀1438-10(旧大宮幼稚園)%%http://maps.google.co.jp/maps?q=35.239285,133.274098+(%E9%B3%A5%E5%8F%96%E7%9C%8C%E6%97%A5%E9%87%8E%E9%83%A1%E6%97%A5%E5%8D%97%E7%94%BA%E5%8D%B0%E8%B3%801438-10%EF%BC%88%E6%97%A7%E5%A4%A7%E5%AE%AE%E5%B9%BC%E7%A8%9A%E5%9C%92%EF%BC%89)&hl=ja&ie=UTF8&z=14%%35.239285%%133.274098%%14
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