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2015. 05. 03  
窯変とはなにかをと云えば特別大した事ではない
昔、五右衛門風呂なんてのがあったがオラの師匠の虎さんは此の窯を
造るのが得意だったそうで何度も自慢話を聴かされた
要は車のエンジンと同じで吸収圧縮爆発排気のバランスがよいか
悪いかなんてのと似ていて良い竃だと燃料が少なくてすむ
悪いとガスがたまって熱効率が悪い
薪なんかの窯の場合、効率よく窯の温度が上がるなんてのが理想
とかんがえれば窯の構造が大体おかしなもので無ければ難しい事
ではない。
窯変は焼き物屋がおおよそ組み立てた予想を裏切る出来はえを云う
焼き物とか野菜なんかもそうだけど自然と共存する品は工業製品と
異なる
宋の役人が窯変を忌み嫌ったとの説には説得力に欠ける
窯変の焼き物なんてのは数万に一つなんてものではない。
焼き物に長年かかわってこそ云える事だけれど...。
数百年間建窯で焼かれた天目の欠片は山の様にあったし此れを調査
して来た数名の学者かどうか解らないんだけれど
曜変のかけらは一つもみつけられなかったといわれている
私は前に油滴兔毫を含めて曜変のような美しい輝きをもった作品は
宣和時代の終わり頃あたり喫茶としての器は白磁に変わる頃に
長い間焼いて来た天目のやり方にいたずら心がわいたかどうか解ら
ないが或る試みをした
がために一窯のみ特別な色が出たそれを日本に持ち込んだ
このように考えるのは自分が茶碗屋であり此の試みを実際やってき
たから云える


古陶磁の科学の著者である内藤先生もいっているように釉薬の表面
に千分の4ミリ、たばこの煙位の膜が張りこの膜を透視て光が乱反射
してあの国宝の曜変天目の美がができるのではないかと云っておられ
る。
むろんこのような現象を起こすにはそれなりの工夫が必要であり、自
ぶんがこれを解明するに約半世紀の時間がかかった
曜変は窯変によってのみできるのであって黒い上薬を1280度で焼い
てこれに光彩の出る絵の具を描き800度くらいで焼き付けて出来るの
ではない。
内藤先生は陶磁器に関して実に解りやすく解説しておられるが
曜変に関しては未だ不明だといっておられた

自分が曜変の美の世界の解明に要した日時は決して半端な物ではない
半世紀という日時、此の美に魅せられ夢を見させてもらったことは
かけがえの無い有り難い年月であったと想っている
十数年前だったかにかのレプリカがもてはやされるにおいて
世の中の人達が其れで良いなら今更自分がしゃしゃりでることもない
であろう。
自分が観た夢は世の中にウケようがウケまいが別にどうってことはない


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プロフィール

杉原大路

Author:杉原大路
1939年尾道市で産まれる
15才より倉敷市にて羽島焼故小河原虎吉、後に
丹波焼市野弘之に師事
北京市、人文大学、香港の出版社等より栄誉賞を受ける
曜変、滴珠、兔毫天目茶碗再現の鑑定証書を
北京故宮美術館呂済民館長ほか五名の国家鑑定家より受ける
鬼太鼓座代表松田惺山とのコラボレ-ション
現代美術作家とのグル-プ展日本陶芸展毎日新聞主催等に出品
日墺美術展倉敷市とウイ-ン出品
ウイ-ン、北京市倉敷市岡山市その他の美術館ギャラリ-等
で個展開催

インフォメーション
印賀焼:大路土窯 おろち陶芸同好会
鳥取県日野郡日南町印賀1438-10(旧大宮幼稚園)%%http://maps.google.co.jp/maps?q=35.239285,133.274098+(%E9%B3%A5%E5%8F%96%E7%9C%8C%E6%97%A5%E9%87%8E%E9%83%A1%E6%97%A5%E5%8D%97%E7%94%BA%E5%8D%B0%E8%B3%801438-10%EF%BC%88%E6%97%A7%E5%A4%A7%E5%AE%AE%E5%B9%BC%E7%A8%9A%E5%9C%92%EF%BC%89)&hl=ja&ie=UTF8&z=14%%35.239285%%133.274098%%14
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