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2012. 03. 19  
土曜日の晩倉敷から太田がやってきた。
この冬の灯油引き受けましたということで今回もそれを運んで
くれた。おかげでおらは暖房の心配しないで厳しい寒さに対応
出来ました。
彼の目的はいま一つ今回の窯で天目がどのような状態かが観た
い。彼はおらの天目に彼なりに夢を描いている一人である。
いつものようにありあわせの総菜で軽く呑んだ。
「今回は温度が少したらなかったようだけどどんな状態か」
はっきりいえば25度たらなかった。しかしいい色が出ている明
日みせるよ。あんたならたぶん解ると想う。
「うれしいね明日を愉しみにしよう」
湯原の吉田先生に聞いた話だけど昔、中国に琴の名人がいた。
あるとき演奏しようとしてふと目の前にいるみすぼらしい一人の
男がいることに気づいた。ちょっと気になったが演奏をした。
彼は乞われるままに旅をして色んな土地で演奏をしていたが。こ
の男はいつもその場にいた、
言葉を交わすこともないまま数年が過ぎたある日を境に男の姿が
見えなくなった。気になった彼はその男の消息を聞いているうち
にもはやこの世の人でないことを知る。
このことを聞かされて初めてじぶんが誰の為に演奏していたかを
思い知る。
もはや自分の演奏を訊いてくれるものはいない。彼は谷川の鬩ぐ
白芽台から身を投げた。
「すごいはなしですね」
翌日昼の薄日で今回の天目を彼に手渡した
「やったね」
アゲハの羽が日の光で輝くなかにこまかい惺紋が無数に浮かぶ。
「なにも云うことありません脱帽です」
多くの人に助けて戴いて21世紀の曜変誕生です



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プロフィール

杉原大路

Author:杉原大路
1939年尾道市で産まれる
15才より倉敷市にて羽島焼故小河原虎吉、後に
丹波焼市野弘之に師事
北京市、人文大学、香港の出版社等より栄誉賞を受ける
曜変、滴珠、兔毫天目茶碗再現の鑑定証書を
北京故宮美術館呂済民館長ほか五名の国家鑑定家より受ける
鬼太鼓座代表松田惺山とのコラボレ-ション
現代美術作家とのグル-プ展日本陶芸展毎日新聞主催等に出品
日墺美術展倉敷市とウイ-ン出品
ウイ-ン、北京市倉敷市岡山市その他の美術館ギャラリ-等
で個展開催

インフォメーション
印賀焼:大路土窯 おろち陶芸同好会
鳥取県日野郡日南町印賀1438-10(旧大宮幼稚園)%%http://maps.google.co.jp/maps?q=35.239285,133.274098+(%E9%B3%A5%E5%8F%96%E7%9C%8C%E6%97%A5%E9%87%8E%E9%83%A1%E6%97%A5%E5%8D%97%E7%94%BA%E5%8D%B0%E8%B3%801438-10%EF%BC%88%E6%97%A7%E5%A4%A7%E5%AE%AE%E5%B9%BC%E7%A8%9A%E5%9C%92%EF%BC%89)&hl=ja&ie=UTF8&z=14%%35.239285%%133.274098%%14
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